私の手帖 from Tottori

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iMac 2011(Mid) 27 inch のハードディスクがお逝きになられた。

私のPCは iMac 2011(mid) 27 inch
2012年の春にアップルストアからやって来た。
実に10年ぶりのMac

仕事で使うので、OSのアップデートなどはろくにせず。
基本は夜間もスリープでつけっぱなし。
なので割りと過酷な使い方をしてきたと思う。

 

丸3年を経過して、アップルケアの保証期間が切れた頃合いを知ってか知らずか、虹色のクルクルが頻発しはじめた。まぁ、そろそろですよねー、なんて気楽に思っていたのだけど。つい先日、何かの拍子で再起動しなきゃならなくなった瞬間に、起動しなくなった。すかさず command + R でディスクユーティリティ立ち上げ。診断結果はs.m.a.r.tエラーでアクセス権の修復もセグメントの修復も、もはやなんの足しにもならないご様子。お逝きになられたわけですな。

 

https://instagram.com/p/9YCks2m1RH/

来ました。スマートエラー。明日オペ予定です。

 

仕事の作業内容は、顧客向けのDMに、ほんの少しのデザインと、ビジネス三種の神器(ワード、エクセル、パワポ)程度なので、CPUもメモリもまだまだ十分すぎる性能。そのせいもあって買い替えとか、最新機種とかには、さほど興味も無く。4Kディスプレイも目の負担が増えるだけなので、いざというときにはオペして使うと決めていた。いや、それほどの決意でもないんだけど。

来るオペに向けて、HDD装換の手順を検索したところ、SDDの増設というのも流行っているらしいことが判明。ついでだし、もう2〜3年使えるように各種パーツをアマゾンに発注をかけた。

 

<アマゾン>
(1)SSD 256GB transamのやつ
(2)SSHD 1TB Seagateのやつ(ハイブリットなんてのがあるのも初めて知った)
(3)トルクスレンチ T6, T8, T10(詰め合わせみたいなのは不要なのでバラで)

 

ヤフオク
(1)2011 iMac 専用のSSD増設用のケーブル(特殊らしくて、米アマゾンから輸入しなきゃいけないようなんだけど、待てないのでヤフオク

 

<100均>
(1)吸盤
(2)ピンセット
(3)ラジオペンチ

 

すべて届いたところで、オペの開始とあいなった。
先人のレポートを頼りにサクサク進める。

necobit.com

非常に細かく丁寧に記事にされているので、迷うことなんかないし、難しいこともない。強いて言えば、5感の部分の加減が文章ではわかりにくいことくらいか。コネクタ各所がとにかく小さくて硬くて、親指と、人差し指と、中指の爪が割れた。HDDの装換で流血したの初めて。
なので、作業的な難しさを危惧するよりも、ピンセットやコネクタ外す専用の器具など、道具の用意をキチントするのが最大のポイントだと思う。

 

道具さえしっかり揃っていれば、SSD増設もSSHDの装換もすぐに終わる。
けれど、ここからが長かった。

 

OSは購入時の3年前からのLionから、いくつもアップグレードされてきたので、できればクリーンインストールしたい。なんせ、前のバックアップデータは3年使ってゴミファイルだらけ。まっさらなHDDにゴミファイルを放り込むなんてB型には到底無理な話なのだ。よって、最新OS「EL capitan」をまずインストールすることに。

 

wayohoo.com

この作業が2時間ほど。結構かかる。

 

続いて、HDD装換して純正HDDではなくなったので、ファンコントロールが制御不可能になる件の対処。ファンスピードを調整するアプリを最初に導入。当たり外れがあるらしいけど、私が購入したSSHDはもれなくファン全開で爆音のうねりを上げた。

blog.h-wd.info

設定も記事のまんま。嘘のように静かになる。

 

 まだまだ前説段階。デフォルトではSSDのトリムが効かなくて、速度劣化が起こりやすいらしいのでターミナルからコマンドで開放。Yosemite以降はターミナルです。

s-oyama.me

SSHDは関係ないみたいだね。やるもんだと思ってたんだけど。

 

ここまで来てやっと通常使用のアプリを導入。Ofiice Mac 2011のライセンス認証がネット経由じゃできないとかメッセージがでて電話をかける件。夜中の2時。48桁の数字をしこしことボックスに打ち込む。泣けてきた。

 

大物アプリが終わった所で、Firefoxやユーティリティー関係に着手。と、ここで、大いに躓く。FirefoxのプロファイルにTime Machine経由でアクセスできないのだ。隠しフォルダになっているのは知っているんだけど、Time Machineバックアップ内の隠しファイルへアクセスする方法がわからなくて四苦八苦。

 結局は、不可視フォルダへのアクセスを一度ターミナルから許可しておいて、それからバックアップデータに入ることで解決。同様にフォントファイルなども救出。

inforati.jp

 

これで、通常業務に戻れた。実に長かった。

実は事務所内に同じ機種のMacがもう1台あって、虹色のクルクルが増えてきたようなので、今回の顛末を忘れないように記しておく。

 

当然なのだけど、Time Machineへのバックアップはこまめに取るに越したことはない。けれど、バックアップ用のHDDが先に逝っちゃうケースが多いんだよなぁ。なんでだろ。