AppleMusicで音楽を楽しむ環境が戻ってきた。
夏頃からAppleMusicを使うようになって、僕的には音楽を楽しむ感覚を取り戻しつつある。という話。
高校生の頃から買い集めたアルバムCDは1,000枚近くになる。ロック、ジャズ、ブルース、ポップス、演歌まで、なんでもかんでも。
これらのライブラリを10年ほど前に気合でiTunesに取り込んで以降、CDプレーヤーは使わなくなってしまった。PCのフォーンアウトをONKYOのアンプに突っ込んで聞いていたのだけど、いちいちPCを立ち上げるのが面倒になって、音楽を聞く機会が激減した。
都市住まいで電車バスでの通学通勤とあらば、デジタル化した音楽データをiPhoneなんかに突っ込んで往復1時間は好きなアーティストの曲を楽しむだろうけど、こちら通勤には徒歩30秒という環境にあるせいか、そんな楽しみ方はできそうにもない。
唯一、車で長距離を移動するときは、好きなアルバムを持ちだして聞いたりもしたのだけど、子供が生まれて童謡やらアニメソングやらを一緒に聞くようになると、いよいよ僕の音楽環境というのは失われてしまった。けれど、それはそれで大きな喪失感があるわけでもなく、そういうものかといった感じで日々過ごしていたのだけれど。
夏前にお世話になっているバーのマスターにAppleMusicいいよと勧められた。半信半疑でトライアルアカウントではじめてみると、これが楽しい。いや、予想以上に楽しいのだ。20年前にタワーレコードで視聴を繰り返しながらお気に入りの音楽を探したあの頃の感覚がもどってくるような、そんな楽しさがある。
僕のお気に入りリストは、多くが60s〜70sのブラックミュージックなのだけど、そんな出発点から今日の僕にぴったりな音楽に辿り着くことがある。今日は大橋トリオのアルバムを数枚ローテーションしながら、カキモノの仕事をモクモクと消化している。
音楽を楽しむ環境が身近に、そして気軽に、戻ってきた。そんな気がしている。